ギコっぽい国際オタク情報配信プロジェクト
BARギコっぽいONLINEインターナショナルでこれまでに築いた海外のオタク人脈をもっと活用したい!と思い立ち、一般で配信の企画を始めることにしました。ゲストへの質問やリクエスト等はgikopoiworldアットyahoo.co.jpまで(アットは@)

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第十回後記・アメリカ

一般の開発室にて。深夜にもかかわらず、たくさんの方に来ていただいて恐縮です。
アメリカのゲストの方の都合で、マイクが使えなくなり急きょ筆談で応答してもらうという形になりましたが、盛り上がったのでホッとしました。LinuxのFlash10だと、ぽいに対応してなくて色々問題が起きたのだそうです。
以下、後期です。※米がアメリカのゲストの方です

・告知にも書いた通り、共和党のサラ・ペイリン副大統領候補の写真やメールがハッキングされ、
4chanに暴露されるという事件が起きました。逮捕されたのは民主党のテネシー州議会議員の息子だということです。
メディアはどれくらいの規模でこの事件を取り上げたのですか?4chanってそんなに有名な場所になってしまったのでしょうか?

米「全国ニュースとして大手マスコミにも取り上げられました。ただ、大手マスコミは4chanという名前では呼ばず『あるサイト』と呼びましたけどね。
これまでも多くの事件がありましたが、それにしてはそんなに(アメリカ社会の中で)有名にはなってないと思います。
以前、4chanでアメフトのスタジアムに爆破予告をして逮捕されたやつもいました」

・4chanがオタクの間で知られるようになったのはいつごろですか?もともとはSomething Awfulというサイトだったという話も聞いたことがあるんですが。

米「4年前だと思います。Something Awfulは今も存在してます。個人的には、おそらくSomething Awfulに出入りしていた人たちや、運営関係者が4chanに関与していると思います」

・ユーザーの方から「4chanの中でどの板が一番メジャーなんですか?」

米「/b/ですね。でも、/b/は『インターネットのケツのような場所』だと忠告しておきます」

・ふたばやここでも、「ここはネットの吹きだまり、最底辺、はきだめ」などと言う人たちがいますが、同じような人が集まっているといるということなんでしょうか。面白いですね。
4chanが社会での認知度がそれほど高くないということは、2ちゃんねるよりもふたばに近いということなのでしょうか。
余談ですけど、昔4chanの管理人って「シンジ(?)との友情の証としてここに設立します」ってトップページに書いてましたよね。
はっきりと名前は覚えてないんですがシンジって誰なんだろうっていまだに疑問です。

米「4chanは、社会一般にとってはまだそれほど有名じゃないんですね。ですが、インターネット上ではすごく有名なんです」

・ウォールストリートジャーナル(WSJ)が4chanの特集記事を掲載したとのことですが。

米「確かに、今回の事件が起きるより前の話ですが、WSJが管理人のMootにインタビューしました。
WSJはアメリカで一番有名な新聞の一つですからね。話題になりましたよ。
思うに、社会全体ではまだ4chanは有名ではないにしろ、4chanのネット上でのインパクトに気付いていたジャーナリストも何人かいたのでしょう」

・Time誌の記事を読んで思ったんですが、詳しい人以外は2ちゃんとふたばちゃんねるの区別ができてませんよね?
4chanでもそうなのですが、2ちゃんは2ch ふたばは2chanって呼ばれてて、ほぼ同じものだと思われてる傾向がある。Timeの記事では、2ちゃんねるとふたばちゃんねるが完全に混同されていて2channelが画像掲示板だって書いてありましたし。

米「そうですね。ただ、読み方は2ch=2channnelと2chanなので、一応違うんですよ」

・ユーザーの方から「Mootが訴えられたことってあるんですか?」

米「聞いたことがないですね」

・今回の事件で、犯人が「われわれはanonymous(名無しさん)だ」って名乗ってたという報道がありました。去年、anonymousを名乗る4chanのグループがロンドンでサイエントロジー(科学宗教を名乗るマルチ商法団体と認識されている)に対するデモを開催して、ニュースになってましたよね。

米「anonymousという団体、というのは、組織化された団体があるわけじゃないんです。
実は、『われわれはanonymousだ』っていうのは、一種のジョークなんですよ」

・4chan初の独自文化といえば、クマーがpedobear(ロリコン熊)になったりというのが有名ですね。

米「lolcats(「ぬこ(笑)」みたいな意味です)って知ってますか?4chanで生まれたネコのおもしろ画像にネコっぽい英語をつけたもので、lolcatsという言葉自体も4chanで生まれたのですが、
これに注目している企業もいて、本で出してビジネスにしようという動きもあるんですよ」

・ふたばでいうネコ画像に「やめるんぬ」っていうセリフをつけるような感じのネタなんですね。
世界的に、オタクってネコが好きなんでしょうか。

米「4chanの連中はネコ好きですよ。たとえば/b/では毎週土曜はcaturday(ぬこ曜日)と呼ばれいて、
こういうlolcats画像がたくさん張られています」

・ユーザーの方から「4chanとふたばとニコニコの情報共有のスピードってすごく速いですよね」。
私の知っている違いとして、4chan側には3年前くらいからふたばちゃんねるにしてもimgやnovなどの隠れサーバに関しての情報を解説するサイトが複数あります。
ふたばには書き込めないにしても、読んでチェックしてるんですね。逆に、日本語では4chanについて詳しく解説するサイトがほとんどありません。
このアメリカ人のゲストの方も、ニコニコ動画が設立された当初からIDを登録申請して持っていましたし。でもこの人、日本に来たこともないし、日系でもないんですよ…。

米「ニコニコ動画は素晴らしいですね。オタクの集まるようつべって感じがします。基本的に4chanはふたばや2ちゃんのネタを取り入れて、楽しむんです。
でも、4chan発のネタがふたばや2ちゃんで流行ったという話は聞いたことがありません。
お互いで一緒に生んだネタといえば、ニコニコ動画で生まれた『NICE BOAT』※注くらいでしょうか」

※注 ニコニコ動画でアメリカ人のオタク2人がSchool Daysというアニメを見るという動画がアップされ、ニコニコで動画が削除されたときに出る船の絵を見て
一人が「NICE BOAT(いい船ですねー)」と発言。日本でも局地的な人気を得た。

・4chanに「日本人だけど日本の文化教えてやるぜ」みたいな感じで日本語で書き込んだりする連中がたまにいますよね。あれってすごいウザー!って感じられてると思うんですけど、どうなんでしょう。

米「日本語で書き込んだら、日本人のふりをしていると思われるのが普通でしょうか。本当の日本人は機械翻訳された不自然な英語を使うことが多いですからね」

・4chan独自のネタってどんなのがあるの?

「たとえば…Bitches don't know bout my dick(ビッチどもは俺のチンポを知らねえ)ですかね。
そういう文句のTシャツを着た男の写真のコラなんですけども」

・今ちょっと/b/を見てみたら「I don't think so, TIM(僕はそうは思わないな、ティム)」っていうセリフとクマ髭顔の男の写真が張ってありました。これなんて内輪ネタっぽいですけど。

米「それはHome Improvementっていう懐かしのテレビシリーズのネタですね」

・ユーザーの方から「4chan以外に2ちゃんみたいな場所はないの?」との質問。
基本的に、北米のオタクやハッカーたちは、いまだにIRC(インターネット・リレー・チャット)を使ってそこがたまり場になってます。

米「日本ではIRCは人気がないようですね。私たちはIRCに集うから、ウェブ上では情報が見えないんですね。(そのおかげでいまだにアングラ的なテンションを保っている)。
P2Pのファイル共有ソフトがなかったころなんて、アニメや漫画、それにその字幕のダウンロードは全部IRCでされてましたよ。
Bittorrentが生まれてからIRCでファイルをダウンロードする機会は少なくなってしまいましたが、もともとはIRCから生まれた文化です」
※4chan的なネタが生まれていた場所としては、古いところではYTMNDなどがあります。
ゲームのパンチアウトのトレーニングシーンから生まれた「Nigga stole my bike(黒人がおれの自転車を盗んだ)」
は、文化が違っても笑えるYTMNDの秀逸なネタです。人種差別的な問題を含んでますけど。

・IRC上には、字幕ファイルを作る翻訳グループもたくさんいますしね。
そういえば、私とゲストさんとの共通のネット上の知り合いで、IRCで字幕翻訳グループを運営してるカナダ人の十代の男の子がいるんですが、
彼なんてエロゲだけで日本語を覚えたって言ってます。日本語の音のトレーニングをしてないので、ううまく話すのは無理のようですが、筆談では完璧な日本語を書きますよ。でも高校中退して大学にもいかずニートをやっているとのことなんですが。

米「彼には本当に驚きましたね。エロには世界を一つにする力があるんです」

こういう若い世代の子は、世界中で増えていくんでしょうか。

・3年前だったか、メリーランドのボルチモアでOtakonが開催されたときに、4chanがブースを出展していて、
私の友人が内部や飲み会の様子をカメラで撮影してきて見せてくれたことがあります。白人とアジア系が多かった気がしますが、その当時はオタクしかいないという印象でした。
当時、電車男が本当にブームで、スペインとかフランスとかメキシコとか、世界中のオタクたちがフジテレビの放送する電車男をP2Pのファイル共有ソフトを使って視聴していましたね。

米「人気でした。私なんて、電車男を見るまで2ちゃんねるの存在を知らなかったくらいです」

・ユーザーの方から「あなたがオタクという言葉を知ったのはいつくらいなんですか? 日本でこの言葉が生まれたのは20年前ごろになるんですが」
(当方は1980年代にロリコン漫画雑誌で中森明夫氏が「おたく」という言葉を使ったのが初めというのが定説だと思っていましたが、
詳しいユーザーの方から「実は、それよりも前に三宅裕司のラジオ番組でその言葉が使われていた」とする指摘が)

米「高校生のとき(90年代後半)ですね。学校に、すごいハードコアなオタクの友人がいたんですよ。
こいつがすでにオタクって言葉を使ってましたね。すごいハードコアなやつでしたよ。高校卒業したあと軍隊に入っちゃいましたけど」

・ユーザーの方から「アメリカでの日本のイメージってどんなの?」「日本の英語が混じる歌ってどう思われてんの?」
米「勤勉で、米を食べて、ロボットが好き ですかね。日本の歌はサウスパークのlet's fighting love(「格闘するしようぜの愛」みたいな意味で無茶苦茶な和製英語に似た題名)を見てみてください」
サウスパークが昔つくった日本のアニメをネタにした歌ですね。
やはり英語圏の人にはこう見えてこう聞こえるんでしょうw

と、かなり長々と話してしまいましたが、また機会があればやりましょう。
オタクという言葉がいつごろ米国で流行ったのか、などなど、もっと具体的に話を詰めていったら見えてくるものがあるかもしれませんし。
それにしても、マイクで話を聞けなかったのが残念です。筆談だとどうしてもスピードが遅いですしね。
次回こそは!
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